12月の下旬から2月にかけて
生ける「日本水仙」
少ない本数で
可憐な花をつけ
いい香りを放つ
とても可愛いお花です
ただ少しクセがあるので
今日は簡単に生け方をご紹介します
仕上がりはこちら
今回は5本で株分けに生けました
水仙の原型はこんな感じ
まずは分解から
花の軸が一本と葉が4枚セットになっています
まず袴を揉みやわらかくして花を抜き
左右の葉を内側から抜き
入っていた順番に並べます
次に葉に水をつけしごいてねじりを取ります
少し内向きになるようにしごくといいです
やりすぎると破れたりやわらかくなりすぎるので注意です
左半分がねじりをとった状態です
4枚ともねじりをとったら
葉組をし、袴に戻すため鋭角に切ります
(長さは生ける場所に応じて調節してください)
袴の上から戻し
下から引っ張り出します
次に花を平らに鋭角に切り
葉組の真ん中に戻します
花を下から引っ張り
2月の上旬までは花を短めに葉組の中へ抑えます
花を潰すように葉組全体をためます
葉先がわかるようにためます
袴の下で切ったら剣山に生けます
未生真流では(体・用・留)に3本生けます
本数は奇数になるように増やしていきます
伝承花のため細かい役枝の話ははしょっていますが
簡単そうで、手間のかかっている格花
生け終わった後はかわいくて嬉しくなります
ご質問などお気軽にどうぞ